南大阪|堺市【金継ぎ】依頼承ります|伝統工芸で陶磁器を修復

日本の伝統工芸として、古くから伝わる漆芸。

漆を使って、陶磁器の欠けや傷を接着し、金粉や銀粉であでやかに仕上げる伝統的な修復技術です。

茶の湯が大成していった時期に、高価だった茶碗を繕いながら長く大切に使っていたのが金継ぎの始まりと言われています。

こんなところでも堺が深くかかわっているかもしれませんね。

現在は、器が比較的手に入りやすくなった時代です。

破損した器は使い続けることができず、不燃ごみとして捨てられていたと思いますが、金継ぎの技法を使えば、再び使用することが可能!

さらには、キズを美しい装飾として活かすこともできるんです。

サスティナブルな伝統技法として、今、世界的にも「金継ぎ」は注目されています。

 

自分で体験したいときは、金継ぎ教室へ!

 

【金継ぎ内容】

陶磁器の、割れ、欠け、ほつれ、ヒビ(水漏れする)、にゅう(水漏れしないヒビ)の修復ができます。

割れた器はなるべくパーツを捨てずに、一緒にお預けください。

欠片が無い場合も修復可能です。

写真右上の広い金部分は欠片がなかったところ。

ところどころ線が太くなっているところも、破片にほつれが出て足りないところでした。

足りない部分は漆と木粉【刻苧:こくそ】を使って、穴埋めします。

漆は湿度と温度が関係し、化学反応で非常に時間をかけてゆっくり硬化していく自然の奇跡と言えるでしょう。

さらに、漆は硬化することで美しい艶も出てきます。

磨きをかけて、漆絵仕上げにすることもできるので、全く新しい器に生まれ変わらせるのもおもしろみの1つかもしれません。

 

金継ぎの注意点

金継ぎは、漆を使用して接着修復する技法です。

熱や水気に弱く、とくに熱が加わると外れてしまうので注意が必要!

  • 電子レンジ
  • 食器洗浄機
  • 湯せんやコンロにかける
  • 漬け置き

以上の使用はご遠慮ください。

金継ぎを施した器は、陶器ではなく漆器として扱ってくださいね!

 

金継ぎプラン

【金継ぎ料金】

1点:2,200円(税込)~

※長さ合計10㎝以内、面積1㎠以内の参考価格

金継ぎが必要な部分の外側+内側合計長さと、欠け部分の面積から計算します。

接着剤剥がし:+1,100円(税込)~

ボンドで欠片をくっつけている場合は、ボンドを剥がし取り、洗浄する下処理が必要になります。

 

【納期】

漆は温度と湿度における化学反応により、ゆっくりと硬化していく天然物質です。

一工程ごとに乾燥時間が必要ですので、完成まで時間がかかる技法です。

納期3ヵ月以上を見てください。

 

【漆継ぎ】

金蒔きの仕上げにせず、色漆や呂色漆で器の絵柄になじむように仕上げます。

無料

 

【金属粉仕上げ】

↑金粉仕上げ

ヒビや欠け部分に呂色漆で補修をしたあとに、金属粉を蒔いて装飾的に仕上げます。

こちらは取っ手部分が折れて取れてしまったものを修復。

つなぎ目に金蒔きで仕上げました。

↑銀粉を蒔いた装飾仕上げです。

器に合わせて仕上げの色をきめるのも良いでしょう。

自然に生まれたヒビが図柄のように輝き、また違うデザインの器として生まれ変わるので人気の仕上げですよ!

  • 金粉・プラチナ粉仕上げ:+2,200円(税込)~
  • 銀粉仕上げ:+550円(税込)~
  • 錫粉仕上げ:+170円(税込)
  • 真鍮粉仕上げ:+110円(税込)

※0.1gの参考価格、相場により変動します。

 

【デザイン仕上げ】

ヒビや割れの修復跡を活かして、新しい図案を施すこともできます。

新しく絵を描き足すイメージですね!

何かに見立てたり、模様を足すことで、また新しい見た目に生まれ変わります。

デザイン漆絵仕上げ:+11,000円(税込)~

1点のみ注意点が!

漆本体は黒っぽい色をしており、真白に仕上げることだけは不可能ですのであらかじめご了承ください。

 

自分で修復してみたい方は、金継ぎ教室も開催中!

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