大阪の歴史ある街堺市で活動中、貴女の夢を叶えるジュエリー作家のYuca Moritaです。

暖かくなったな~と思って、お布団をもこもこから変えてみたら、夜は寒くて難しい今日この頃。

先日の展示会が終わってひと段落する間もなく、オンライン展示会開催しております。

大阪府堺市のアトリエに来ていただくのはもちろんOKですが、遠方で来られない、コロナも増えて大阪には行きにくいという方にLINEかZOOMを使って作品を見て頂けるオンライン展示会を開催中です。

神戸に引き続き、猫をテーマにした猫のシルバーアクセサリーシリーズを新しく揃えました。

猫ちゃんファンの方には嬉しい展示会かも!?

かわいいシルバーの猫ちゃんたちが織り成す世界をぜひともご堪能ください!

その中でも今回、看板作品として制作したブレスレットの制作風景をご紹介いたします。

 

オンライン展示会『宝石と猫展』|新作:流水猫ブレスレット

オンライン 宝石と猫展 旅する猫 新作 シルバー ブレスレット

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旅する猫|流水猫ブレスレット

シルバー925・キュービックジルコニア

¥66,000(税込)

中央に猫が背中合わせで紋様のように配置したデザインです。

尻尾か波紋様か・・・という同化していくようなイメージ。

どうしても大きな作品が作りたくて、正直時間が足りないのに押し切って作っちゃいました(笑)

 

新作:流水猫ブレスレット制作秘話ご紹介

今回は彫金っぽいお話です。

やり方は人それぞれだと思っていますが、まぁこんな感じでやってますよ~というご紹介。

大型の作品を久しぶりに作ってがんばっちゃいました。

実はスケジュール組むのに、バカみたいなミスをしてけっこう時間が無かったのですが、これだけは押し切ってしまいました。

こういう選択は難しいところですよね~。

これやめてたら、あと3点は増やせてましたわ(笑)

 

流水猫ブレスレット:設計デザインはPCで作成

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実はわたくし、PCで設計図とデザイン画を描いてから切り出しているんです。

とは言ってもこちらでも手描きなのですが(笑)

ライブデザインでもおなじみなのですが、私はある程度デザイン画を描けるので、スケッチブックにラフスケッチをして、スキャンします。

下絵をillustratorでなぞって描いていき、完成寸法に合わせて配置。

昔は全部手描きしていたのですが、やっぱり狂うんですよね・・・

今回の猫は下絵段階では、みんな左向きで繰り返し配置する予定だったんですが、PC上で触っていると背中合わせの方がいいなと思っちゃったので、急遽変更しました。

オーダー依頼はライブデザイン段階でデザインが決まっているので、変更することは稀なのですが、久しぶりに作品を自由に作って楽しかった♪

これはこれでいいですね!

 

流水猫ブレスレット:ブレスレットワックスからスタート

今回初めて大きな輪っかのブレスレットワックスというブロックワックスを使って原型を彫ろうと決めたのですが・・・

こちらは正円なのですね~

なので、お湯に入れて柔らかくして、手首に合う楕円形に歪めて使ってと教えてもらったのです。

お湯で煮ること約5分。

全然曲がらん。

しかもめっちゃ割れそう。

さらに5分。

何とか曲がった・・・?

割れた(笑)

ちなみにこのワックスはお一つ1800円以上。

終わった・・・Ω\ζ°)チーン

まぁくっつけて使うんですけどね。

 

流水猫ブレスレット:ワックスで原型制作

気を取り直して、多少曲がっていますが楕円形にできました。

上記のデザインした紙を貼って進めます。

何回同じとこ割れるねん!というくらいパキパキ割れます。

いつもリングとかで使っているハードワックスと随分勝手が違う感じ。

多分二度とやらん・・・と思うくらい割れました(笑)

時間ないのに(笑)

成型はキャスト後にやろうと割り切って、進めましたが上手くやるコツがあるのかも。

分厚いと仕上がりが重くなるし、薄すぎると割れるし、私は地金扱う方が楽ですね(笑)

ガサツだからかも。

繊細なワックスは優しく扱いましょう。

ちなみに折れたワックスを繋げるスキルだけは上がったかもしれない(笑)

ただでは転びませんよ!

 

流水猫ブレスレット:キャストから研磨

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できたワックス原型は、鋳造屋さんへ郵送。

キャストして頂き、銀になったら返送していただきます。

鋳造もやるガッツのある作家さんもいらっしゃいますが、我がアトリエにはそこまでの設備はないので業者さんへ。

銀はキャストやロウ付けなどで加熱した後は、このように真っ白になります。

よく真っ黒になると思われがちですが、実は白になるのです。

いまから磨いて、皆さんご存じの銀色ピッカピカにします!

折れて継いだとことか、けっこう歪んでいたので、とりあえず成型から。

これが薄くしたつもりでも金属になるとけっこう厚みがあって、大変。

さらにヤスリ目の跡もついているので、その筋取りから。

丁寧に仕上げていきます。

大型なこともあって、研磨に1日半くらいかかったかな~

ペルルさんはアトリエ住まいなので、真っ黒い犬になってまうんじゃないかと思いましたよ~(笑)

 

流水猫ブレスレット:石留で完成

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そして、仕上げの石留。

ワックスの段階である程度穴をあけていたので、石合わせはそこまでしんどくないのがワックスの良いところ。

しかし、幅のあるブレスレットを久しぶりに作ったので忘れていたのですが、樹脂も足りないし、バイスが止まらない!

樹脂の形整えるのに苦労しました(笑)

ブレスレットクラスになると、深めのバイスが要りますね。

普段指輪やペンダント程度なので、ビビりました。

目と胴体部分に石を丁寧に留めて終了。

実はまだまだこの技術がヘタクソでこれも1日半かかりました(笑)

留まってると思っても留まってなかったり・・・

日々修行しています!

まだまだ伸びしろがあるってことで!

 

まとめ

こんな感じでいろんな工程を踏んで一つの作品が出来上がるわけですが、そんな作品を手に取り、またはオンラインで見て頂けるのがオンライン展示会です。

完成した最初の感想は、おぉ!キラキラだ!というのとずっしり!でした。

もちろん厚みと存在感のあるシルバーブレスレットにするつもりだったので、当然と言えば当然ですがちょっと感動クラスです。

旅する猫が創り出す、猫アクセサリーの世界。

その他いろんな天然石の作品も見て頂けるのが「宝石と猫展」です。

ご興味ある方は、ぜひ下記の問合せフォームよりご予約お問合せください。

その他の作品もお楽しみいただけます。

ペルル店長と一緒にお待ちしています~♪

おしまい!

 

【展示会速報!】

>>宝石と猫展詳細

■2021/4/3㈯~28㈭

宝石と猫展オンラインおうち展示会 ※完全予約制

 

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